友愛通信(2024)

 

2024-17( ♪♪ 2センチの 毛足の素材 敵味方? )

 最近の経験から感じたことです。最近手にすることが出来るショットマットの裏面の素材は、ゴム製ということで特に男性にとっては、飽き足らないと感じている方が多いようです。耐久性が高い新しいショットマットの販売が待たれて久しいところです。今回は表面の毛足について筆者の感想を述べてみたいと思います。毛足の向きがあることはご存知の通りですが、これまで筆者が目にしてきた限りでは、毛足の素材については語られていないようです。寝転ぶように柔らかい素材を使った毛足がある半面、芯が強くまっすぐ立っているかのように植えられているものがあります。この芯がある素材は、大きなショットではさほど影響があるようには感じないどころか、浮いているように良い面がるある反面、籠入れのような微妙なタッチが要求される時には、悪さをするときがありますのでご注意されることをお勧めします。クラブのリーディングエッジがマットに接触したと同時にフェース面が左右にぶれてしまうことがあるのを確認できました。フェースのスピードが足りないことで、特にフェースを寝かせるようにしたときに、元気にまっすぐ立っている毛足が引っ掛かるようになることがあるのです。せっかく籠周りまで寄せて優しくバーディを狙ったのに目の前が真っ暗になってしまいます。あくまでも筆者の試打によるものですので参考していただければ幸いです。フェースの立て方を変えてみるのも一法かもしれません。体験された結果をご報告いただけれと思っています。    

2024-16( ♪♪ 川口で ローカルルールを 適用へ )

 桜が満開を過ぎようとする中、令和6年度のTBG活動がいよいよ本格化します。そこで、川口市TBG協会では、ローカルルールの一部の変更をしました。まずは、会員の高齢化に伴い、念願だった年齢区分に応じたティーショット位置の変更です。①ゴールドマークを新設し、80歳以上の女子が使用する区分を新設(北スポコースのNo.3とNo.12を除く)②赤マークは85歳以上の男子と80歳以上の女子が使用③白マークは75歳以上85歳未満の男子が使用④青マークは75歳未満の男子が使用(新郷コースは青マークはなく白マークを使用)となりました。ただし、85歳以上の男子と80歳以上の女子は、スタート前にその日に使用するティショットの位置を選択できることになりました。途中での変更は不可(ティーショットの位置の誤りはホールアウト後に3打罰が付加)。二つ目は、ティショットしたボールがフェアウェイに届かなかった時は一打罰のうえ、ゴールドティーの前方のロープから1クラブ以内のフェアウェイから次のプレーをします。三つめは、ティーグラウンドでのプレーで、ティーショットは、左右のティーマークの内側で行うことにとし(アドレスのスタンス位置を含む)、ティグラウンド保護のため、ボールセットはショットマットの先端から球部1つ分(4cmほど)下げてプレーすることになりました。以上、今後の大会開催の際はこのローカルルールが適用されることになりますのでご注意ください。  

2024-15( ♪♪ 騙された? 洗脳されて 成果出す )

 先日「表も若そうな女性」がコースの柵の外でTBGの愛好者の姿を見ていました。すかさず声をかけたところ、「昨日初めてやってみたのですが難しそうで」との返事の陰にTBGに興味が湧いている様子がにじみ出ていました。そこでコースに入ってくるよう促したところ、甘い?言葉に騙されたのか入場していただけました。ゴルフの経験もないとい言う通り確かにグリップもままならない状況でした。女性用のクラブを持ち出し、早速グリップの仕方から学んでいただきました。昨日はこんな風に教えてはいただけませんでしたとのこと。カモがネギを背負ってきたかのようなチャンスなのに、昨日はは誰が指導されたのか?との思いでした。3mほどのところから籠入れの仕方の練習で2時間弱を過ごし、その日はそれなりに籠に入った喜びも味わって帰宅されました。昨日、その方がまた柵の外に姿を現したので、コースに入るように促しました。一度だけ筆者のいないときに練習をされたとのことでしたが、グリップの仕方はしっかり修得され、スウィングにも若干進歩がありました。昨日は2時間弱でしたが、その間に基礎的な話をし、クラブが仕事をしてくれるので、籠入れのときは手首や腕を使わないようにと話し、籠にも入るようになってきて、面白さが分かってきたようでした。クラブフェースにシャトルの羽根の方を載せ、シャトルはこんな方向に上がっていくのだとの説明をした後、マット一枚の位置からの籠入れを実演しました。興味が湧いたのか、自分でもやってみたいというので、セカンドホールから50cmくらいの位置から「フェースの寝かせ方に合わせ、これまで籠入れの時以上にマットをシュッと音が出る位擦る」ようにとのコツを再確認のうえ実践していただきました。するとどうでしょう、TBG教?の洗礼を受けたかのように今聞いた「コツ」を騙されつもりになって?繰り返していました。そして、ついにこの距離の籠入れを何度も成功させたのです。僅か4日目10時間未満のそれこそ初心者がです。基本とその根拠を理解しているかいないかでこんなに早く成果が得られるものなのかと驚嘆です。教えることの責任の重大さを連日のように実感した経験でした。私達の経験者もこの例が語ることの重大さを考えてみる価値は大きいのではないでしょうか。信じる者は救われる!ビギナーズラック恐ろし!!   

2024-14( ♪♪ コースでは プレーと会話で 若返り )

 私達の街中は、アスファルトなどで固められていることが多く、健康に良いとされる散歩をしていても、地面からの反力により足腰がダメージを受けることがあるようです。それに比べTBGコースは、芝が張られているところが多く、私達がそのうえでプレーすることにより自然に足腰を丈夫にしてくれています。私達は素晴らしいプレゼントをいただいているのです。TBGを知らない方はとかくTVとの会話に明け暮れてしまう人が多い中、TBGコースに出向くと仲間との会話が楽しめます。笑いの輪が広がることもたびたびです。この笑いを提供しているのが筆者の身近にいます。5分も明けずに飛ばしている駄洒落です。気が付かない方も多いのですが、気付いてくれて反応していただける方が多くなってきています。今日の話題は「ハッカ飴」をプレゼントした時でした。それは、美味しいことはいいのだが「PCなどを使う方には不評を買うものですが」の一言に即座に反応してくれた方がいました。「ハッカー」いやですよね。飴のお陰で今日も若返ることが出来ました。めでたしめでたし。  

2024-13( ♪♪ 足元を 掬われてなお 信じてた? )

 コースの練習場で、何度トライしても籠までシャトルが上がらず苦しんでいる方がいました。セカンドホールから2mほどの籠入れですが、アドヴァンテージホールの50cmまでシャトルが上がってくれないのです。この状態を見かねたのでしょう、クラブの先輩から教えていただいた通りにやっているというのですが、一向に良くならないと一所懸命にトライしていました。スタンスはシャトルの1個分くらい左に両脚をそろえるようセットし、グリップはと言えば右の股関節あたりに置き、インパクト後はクラブを高く上げています。この3点に問題があると判断し、それぞれのどこが悪さをしているのかを説明して修正することを勧めました。するとどうでしょう、3発目に籠入れができ、びっくりするほど目が輝きました。その後も精度が上がっていきました。試しにとセカンドホールからマット1枚程度の籠入れもやっていただきました。もちろんインパクト時のヘッドスピードだけは修正したのですが、2発目には籠入れが出来ました。そのかたもびっくりされていました。筆者自身、ポイントを抑えたスウィングの重大さを改めて実感し安堵しました。ただし、それが自分で実践できるかは定かではありませんが。 

2024-12( ♪♪ 日時計が 日陰にあるの 何のため? )

 太陽光が主役の「日時計」が、日陰に置かれている聞いた時「???」と考えてしまいます。庭に設計された花時計は見ているだけで楽しくないます。ところで、どんな日時計があるのかと調べてみました。北半球用、南半球用、赤道付近用があるようです。北と南では、時刻の数字の振り方が逆になっているのは理解できますが、赤道付近用が「太陽の天頂が南か北かで異なる」ことでいまだに理解できません。得意の分類を試みると、水平式(各地にある庭時計、港の見えるが丘公園にある日時計、イギリスの教会にある日時計など多数)と垂直式、コマ型など枚挙にいとまがありません。アナレマティック日時計(人が立っても良いように指時針が固定されてない特徴のあるもの)であったり、宇宙ゴマ似の携帯型もあるようです。近隣に目をやれば、高崎市、神奈川県綾瀬市、逗子市などにいつか行ってみたいと思わせる日時計があるようです。中でも、郡上市には「日本まん真ん中センター」と呼ばれる全高37.3Mの建物そのものが日時計というものがあるそうで興味が魅かれます。こんな調べ物をしていたら、「実力のあるTBGプレーヤー」といわれる方が、「日陰に置かれた日時計」とならないように、コースの片隅でひっそりと咲く将来の大輪候補に日が当たるようにお手伝いをする必要性を強く感じました。    

2024-11( ♪♪ 「脳」力が ゲームを変える お手伝い )

 私達の「脳」は、素晴らしい力を備えているのに、それが活用されていないといいます。その「脳」は、「①言語脳力②論理数学的脳力③空間認識脳力④音感脳力⑤身体感覚脳力⑥人間関係形成脳力⑦自己観察脳力」の七つに分類できるということですが、あなたはどう受け取られましたか?いずれにしても、筆者にも新たな脳力を開発し、TBGのプレー上で脚光を浴びる余地はありそうです。では上記七つのうちどんな点がありうるのかを検討してみました。①の言語脳力では、「TBGの基礎をティーチングしているときの説得力を強化する」際に生徒さんに訴える力を強化することが出来そうです。②の論理数学的脳力では、「コース状況に応じて合理的なスウィングの選択が出来る」ようになれそうです。③の空間認識脳力では、「映像やイメージする感覚の強化」に役立ちそうです。④の音感脳力では、「リズム感の強化に目覚める」ことが出来そうです。⑤の身体感覚脳力では、「体の動きをコントロールし、直感的に反応する」ことができるようになれそうです。⑥の人間関係形成脳力では、「同伴競技者を理解し、協調してラウンドできる」ようになれそうです。⑦の自己観察脳力では、「自分の感情を分析し自制心を強くする」ことが出来そうです。このように、筆者は七つ全てで脳力を使ってこなかったようです。一つでも、二つでも活用していくようにと、サルでもできる反省をしているところです。最初に実践すべき点としては、インパクト瞬間に最大のスピードを上げる方法として、スウィングの過程でマットを擦る際に「シュッ」と声を出すことを上げられると思います。この感覚を言葉だけで表現するのはわかりずらいですが、①から⑦を組み合わせることで、生徒の方が実感できるようなティーチングがしやすくなっているようです。   

2024-10( ♪♪ 尻を引く 効果のほどを 体験へ )

 左の尻を引くスウィングをコースで体験しました。コースに足を踏み入れた後、左のお尻を引くイメージトレーニングをしていたところで、KTさんとMKさんからお声をかけていただいて、3人でラウンドするチャンスをいただきました。風向きが変わるとはいえ、おおむね西から東方向へ3mほどの風が吹くなかで迎えたのは、スタート後4ホール目となる、北スポコース13番ショートホール34mの舞台でした。12番でオナー(オーナーではありません)となった筆者は、絶好のチャンスとばかり新たなスウィングを試みることにしました。ゆったりとしたバックスウィング後の切り返しで、左のお尻を理想のタイミングで引くと、自分でもあっけにとられるほどのショットになり、シャトルは籠の若干左手にワンバウンドしたあとOBとなりました。飛べばいいというわけでないのは理解しているつもりですが、飛距離34mラン込み40mのショットでした。これは使えるという実感を持った瞬間でした。練習で精度を上げたいと思うとともに、籠入れやコントロールショットへの応用のように、使う状況を間違えないようにしたいと思った次第です。筆者でもできることなので、あなたもぜひ挑戦してみてください。

2024-09( ♪♪ スウィングの 右のお尻の 押し方は? )   

 問い合わせをいただいた「右のお尻の押し方」について補足します。同じことなのですが、過去に、ゴルフのスウィングは常に引くイメージを持つようにすべきとお話ししたことに同期をとれば、「左のお尻の引き方」としてお話しした方がいいかと思いました。これまでに、「右手一本での片手打ち」やインパクト時に「シュッ」と声を発する方法をお話ししてきました。その際の「左のお尻の引き方」を補足するのが今回のおすすめにつながります。右手一本でクラブを振るには、腕だけスウィングするには無理があります。タイミングよく腰も使いながらのスウィングが必要です。また、「シュッ」と声を発することにより、インパクト時にクラブヘッドが最大のスピードを上げることにつながります。そこに今回の「左のお尻を引く」という強いイメージを持たせ腰の回転を促すことを狙ったものです。この回転は、大きなショットでは実施されている方も多いと思われますが、籠入れというコンパクトなスウィングに取り入れることでの再現性を高めるメリットがあることを確認していきたいと思っています。マット一枚ほどの極端に近い籠入れでの活用については必要ないかもしれませんが、この三つで取りあえずの完成形になるかなということで今試行しています。   

2024-08 ( ♪♪ 規則とは 現場レベルで 決めるもの )

 組織を混乱なく運営するには、規則(ルール)の存在が欠かせません。しかし、そのルールも現場の実態が反映されたものでなければない方がましな時があります。例えば交通ルールです。信号がある横断歩道で、今自分が急いでいるからと勝手に赤信号を無視して渡るような人が人がいれば、即交通事故につながります。私達高齢者が事故を起こしてしまうと、これから余生を楽しんでいこうと予定していた生活に大きな汚点となりかねません。TBGのルールであれば、クラブは凶器に変身し、どこからシャトルが飛んでくるかもしれないという危険な場と化しかねず、仲間との楽しいはずのプレーもままなりません。ではルールはどのように決めるべきなのでしょうか。リーダー等の上に立つ者が勝手に決めるようでは、競技そのものを手放しで楽しむことが出来ないかもしれません。ルールを作っても、競技の場で守れないようなものであっては論外です。現場の実態を把握し、誰もが守れるものでなければならないのではないでしょうか。そんなルールも、過去から適用してきたルールだからという理由で、実態にそぐわなくなっているルールが改正されないようでも問題です。時には、変わりつつある実態を関係者が集まってじっくり検討し、変更すべきとの結論に至った場合にはルールの内容を見直す勇気を持ちましょう。そして忘れてならないのは、変更内容と変更することにした理由とともに、すべての関係者に適用時期を忘れずに周知徹底しましょう。

2024-07 ( ♪♪ 明日に向け 寿命のことに 眼を向ける )

 TBGのコースでは、飛距離自慢の方が「最近飛距離が落ちて気が滅入ってくる」という声を聞きます。年齢だからというには納得できない若さを持たれている方です。普通、寿命といえば、平均寿命、健康寿命の二つです。令和元年の統計では、それぞれ男子「81.41歳、72.68歳」、女子は「87.41歳、75.38歳」と公表されています。この寿命には、この2種類以外に「ゴルフ寿命、飛距離寿命」というものがあることはあまり知られていません。それぞれの年齢については公表されていないのですが、上記の飛距離寿命については「体幹」が使われていない方が嘆いているといわれています。まだ遅いことはありません、体幹を使ったスウィングに挑戦しましょう。タイカンが強化されれば、肝心な時にミスを犯しがちなメンタル面の弱さに関係なく、プレッシャーにも強くなるようです。では、体幹を重視したスウィングとはどんなものかですが、ポイントは、籠入れ時のような小さなスウィングでも「腕を使わないバックスウィングののもと、インパクト時に左のお尻で引く(右のお尻で押す)イメージを持つ」ことにあるということです。筆者が現在コースの練習場で試しているところです。まだ会得の域には達していませんので、あなたも是非ご一緒に挑戦してみませんか。どなたでも歓迎いたします。お声がけいただけるのを楽しみにしています。 

2024-06 ( ♪♪ アドレスは 腰に両ひじ 向けること ) 

 完璧なアドレスが作れれば、スウィングも自然と良くなるといわれます。更にアドレスのポイントはその人特有の骨格を基準にすることにあるというのです。アドレスを取る際には、関節の向きがあるべき位置にセットできているかどうかにかかっているのです。関節が正しいポジションにあれば脇が自然と締まるようになり、クラブの動きを邪魔しない自然なスウィングが保証されるのです。プロゴルファーのHSさんのアドレス時のひじがどうなっていたでしょうか。肘から手首までがくっついるのではないかというほど寄っているのはなぜでしょうか。それはHSさんの腕が「猿腕」だということです。肘が上に折り曲げることが出来るようにするにはあのように両ひじを寄せる必要があるのです。HSさんは、アドレスの要点でもある「両肘を両腰骨に向ける」ようにして両ひじを寄せた理想的なアドレスを実現しているのです(筆者はHSさんほど寄せなくても肘の裏側を腰骨に向けることが出来ます)。この肘が締まった感じをキープできれば、スウィングするとき体幹部の回転に連動し腕が自然に同調することになり、クラブが正しい軌道に乗りやすくなるのです。このひじの正しい位置のセットと、股関節から上体を前傾し膝を軽く曲げることでアドレスのポスチャーの完成になります。 

2024-05 ( ♪♪ プレーには 肩から足の 連携を )

 TBGを上手にプレーするには、肩、腰、膝そして足の連携をスムーズに行えることが必要不可欠です。そのためには、筋肉の伸びとの連携を伴って、それぞれの関節が柔らかく、大きく動かなければなりません。そこで私達に求められるのが、スタート前に関節を柔らかく、筋肉の伸びをよくするストレッチを粉うことを忘れないでください。それはケガの防止にもなります。そこで勘違いしないでいただきたいのは、スウィングに大きな力はいらないということです。正確さや再現性の高さをたかめ、筋肉の持久力を高める必要があります。しかし、さいわいTBGを謳歌するには大幅な筋力強化は不要で、クラブよりも若干重いダンベルで肩の周りの筋肉がやや張りが起こる程度の負荷を与える事で十分なようです。私達の年齢を考慮すると、重すぎると筋肉を傷めてしまうようです。ではあなたのクラブはどれほどの重さがあるご存知ですか。それは、巾はありますがわずか350gほどのようです。これだけですので、ペットボトルに半分程度の水を入れたものを二つ作り両手に持って定期的に振り回すだけで十分なので簡単に筋力強化できそうですね。くれぐれも中身は水ですよ。決してお酒を入れないようにしましょう。  

2024-04 ( ♪♪ 赤ちゃんに 教わる姿 自然体 )

 元気に動き回る赤ちゃんや2、3歳の幼児を見ていると、体を動かす際に無駄な動きをしていないように見えます。例えば、遠くのおもちゃを取ろうとするとき、腕は本来伸びる所までしか伸ばしておらず、それで取れないときは足を自然に動かしていく等で、それぞれの部分が繋がりを持って動いているのです。傍にいる犬や猫がのびのびと四肢を伸ばしてリラックスして寝ている姿を見てください。一見すると無防備に見えますが、決して無駄に寝転んでいるわけではないのです。いたずらしようとすると無駄な動きを見せずに素早く反応し、ひっかれてしまった経験を持たれた方も多いことでしょう。それぞれ「自然体」でいるのです。では、普段の私達のTBGの籠入れの際の動きを思い出してください。籠入れをしようとして、お辞儀をするようにスウィングしている人が多いと思いませんか?なぜ頭を下げてしまうのでしょうか。そんなにシャトルをにらみつけ頭を下げる必要があるでしょうか。身体の不要な箇所に力が入っていたり、頭を下げてしまうとクラブの通り道を阻害し、その結果スウィングの際体を起こしたり、左右に身体を動かすように無駄な動きをしていることがお判りになるでしょう。クラブを適度に開いて適度なスピードでマットを擦れば、シャトルはクラブフェース上を滑りあがって籠に収まって(入れる意識ではありません)くれるものを、フェースを腕で持ち上げるような無駄な動きをすると、再現性の高さを維持してシャトルが高く舞い上ることが期待できません。つまり、自然な動きを邪魔してしまうのです。スウィングの際「クラブが自然に動ける」ように体が動いていますか。多くの方が、素晴らしい素振りをしています。シャトルをを前にした時その素振り通りにスウィングできているか検証してみることが一つの判断基準になります。仲間の方の手を借りるのはさらに良い方法だといえます。 

2024-03 ( ♪♪ あの頃の 夫婦の会話 取り戻す )

 TBGの愛好者の方にはこんな方はおられないと思いますが、「あれ、それ」が毎日の会話であったり、少し上だといっても「飯、風呂、寝る」となっているようでは悲しいものがあります。しかし世の中にはペットの存在が絡むだけで、「ネコはかすがい」とばかりに癒されて会話が弾むようになるといわれます。更に結婚記念日・家族の誕生日等にお祝いをしたり、旅行に出かける等、マンネリ化した毎日の生活にメリハリをつけること等が大事だといわれます。夫婦と言えども、少し距離を置いた方が新鮮だと言わんばかりに、同じ趣味を持たない方がいいという方もおられます。しかし、敢て筆者がおすすめするのは、夫婦そろってTBGの愛好者になることです。技術の習得の段階であれば理解度の確認ができ、二人だけの反省会も開けます。ある程度の経験を積んでくると、その日の成果(風読み、コース取り、バーディ・イーグル等)を披露することで誉めあうなどを契機に、TBG以外のことにまで会話の輪が確実に広がります。いつの間にか健康の維持向上が出来るようになり良いこと尽くめです。あなたのご主人・奥様をぜひコースにお招きしご一緒にゲームを楽しみましょう。     

2024-02 ( ♪♪ 難題も 克服する道 すぐそこに )

 福島からの東北道上での帰り道、予定していたとはいえ過去の経験をはるかに上回る量の雪に見舞われました。それは視界80mを下回るほどでした。初めはサービスエリアに飛び込むことも考えましたが、次善策を模索しながら時速60kmくらいで走行しながら対策を練ることになりました。そんな時に役に立ったのが、車線上の白線とその間についた線状に続く雪です。この線状の雪を跨ぐようにしての安定走行に徹してみました。初めての経験とはいえ大変役に立ちました。次に見つけたのが前車のテールランプです。その車にはどんな方が運転しているかわからないことから、全幅の信頼を置くのはいかがなものかとの考えも浮かびましたが、暫く注意深く観察して追随するには足る方だと判断しました。二つの補助員のお陰で30分を超える難関を突破でき、久しぶりの疲労感を感じながらも無事帰還しました。今私達が楽しんでいるTBGのゲームにおいても応用が利くといえます。特に初めてラウンドする荒天の下でのコースでのスコア作りには、そのコースを熟知されている方のラウンドを参考としたり、得意のコントロールショットに徹したりといった策を見つけるのも楽しみになりそうです。どんな難題にぶつかっても、冷静な判断をすれば道は見つかるものだと突然の「雪」に感謝しています。どうでもいいことかもしれませんが、今回の一日の移動に当たり、我が家の10歳の娘(😸:ユキ)を自宅に置いて行ったところ、帰宅してみると機嫌を損ねたようでしばらくそばに寄ってこなかったのですが、策を練り好物のチュールを与えたところ暫くして膝に乗ってくるようになりました。シメシメといったところです。  

2024-01 ( ♪♪ ラウンドは クラブ目線を 心掛け )

 ゴルフでは複数のクラブを駆使してラウンドします。そこには、ボールが置かれた状況等を吟味の上14本のクラブの中から次のショットに最適な番手のクラブを選択し、クラブ自体が気持ちよくスウィングされることがポイントになります。そしてスウィング時にクラブによりつけられたスピン量が難しさを増すとともにそれをコントロールすることに面白さがあると感じます。ところが幸いなことにTBGでは終始1本のクラブの使用のみ認められているので、クラブ選びの時間は不要です。その代わりに、1本のクラブを立てたり寝かせたり、はたまたクラブを持つ際シャフトの長さを変えたり、スウィングの大きさを調節するなどの決断が求められることになります。それには、シャトルが置かれているライを細かく観察することからのスタートとなります。ゴルフに比べてコントロールショットを要求されることが極めて多くなってきます。しかし、発案者がそこまで深く考えてのことか確認のしようがありませんませんが、選択肢を少なく抑えるためにショットマットの使用を考えたのではないかと筆者は考えています。私達愛好者としては、これだけ緻密に考えられているゲームを楽しむためには、利点と欠点とを理解したうえでクラブを自由に操れるようになれればゲームがより楽しいものにできるのではないかといえそうです。操れるといっても、所詮は活躍するのはクラブであることを無視してはしっぺ返しを食うことになってしまいます。クラブの特性を十分知ったうえでクラブの通り道を作ってあげましょう。私達が置かれた状況によりどんなショットをすればターゲットに向けて正確にシャトルを運べるのかという判断は、クラブではなくあなたがしなければなりません。私達に求められているのは、そのクラブの意に沿ったアドレスをいかに早く・正しく採れるかの練習をしておけばいいことになりそうです。これからはクラブを信じればいいのです。